
「営業力」を英語で表現するとなんていえばいいのか知りたい。英語のネイティブに日本が感じている「営業力」はどんな英語で伝えたらいいのだろうか知りたい。
こういった質問に答えます。
もくじ
1.「営業力」は“Marketing skill”と英語に訳すといいと思います。フィリピンでそうしていました。
2.営業はマルチプレイヤーでなければなりません。現場もやれる人が営業向きです。
この文章を書いている私は、東証一部上場企業で食品卸の営業を担当していたことがあり、担当先の企業での売り上げを二年間で一気に二倍に増やした経験があります。営業努力は思わぬ方向で開花する経験を基に、コン営業ノウハウに長けていることが必ずしも売り上げを伸ばす方法論に立っていないことを解説します。

1. 「営業力」は“Marketing skill”と英語に訳すといいと思います。フィリピンでそうしていました。
結論ですが、“マーケティングスキル”が「営業力」の全てです。
・もちろん、英語に訳す場合は英語のネイティブスピーカーに伝わる言葉で伝える必要がありますが、”This is a pen”は実際ネイティブには「これはペンです」と伝わっているでしょうか?そもそも日本人の私たちが”ペン”とするのはどんな筆記具でしょうか?
・「ボールペンに決まっているじゃない、他に何があるの?」と思うかもしれませんね。でも、それは人によって違うモノを頭に思い浮かべることがあるかもしれないので、絶対とは言えないことだとも言えるのです。

・日本人はイングリッシュネイティブでない分、和製英語を英語として思ってしまっている場合があります。以前、このサイトブログで書きましたが、「ビニルバック」は英語圏では通じません。ましてレジバッグは全くわかってもらえないのはなんとなくわかると思います。まず、材質からして、”プラスチックバック”であり、「レジ」は”registration”もしくは”register (machine)”までいわないと分からないと思います。
・つまりよく使う「営業」=”sales”で訳してしまうと外国人からは「モノを売る」ことだけに限定された能力と解釈されてしまう可能性があります。日本の企業に社会人として働き、しかも営業の部署に配属になり、いわゆる「営業」として働きはじめていれば、「モノを売るだけじゃない」と分かりますよね。
・「営業力」=それは、集金能力であり、広告業務であり、折衝能力であり、文章構成能力であり、体力を使う身体能力である、総合能力と分かりますね。だから“sales”では言葉としてとても狭い意味の能力を指すことになってしまうので、言葉として適切でない気がします。
・フィリピンで活動すること二年ほど、その間、この日本語の「営業」をどういったらフィリピン人に伝わるのか?と試行錯誤していました。考えて、考え付いたのが”Marketing Skill”でした。

2. 営業はマルチプレイヤーでなければなりません。現場もやれる人が営業向きです。
結論ですが、営業するのなら、販売先へのアフターメンテなど、どういったサービスを行っているのかすべてわかっていないと営業の意味がありません。そこで、「営業力」を英語にするなら“Marketing Skill”になります。
・例えば、設備などを販売するのであれば、自ら現場に入って機器の設置をできるのが理想ですが、そこまででなくても、自身の働く会社が営業以外にどんなサービスを顧客に提供しているのか、どんな設置方法なのか、等、すべてわかっていないと営業として力を発揮できません。
・また、販売したサービス・商品の代金回収は銀行に入金されるのであっても、銀行に入るまでは経理の責任ではなく営業の責任業務になります。

・つまり野球選手で言えば「オールラウンド・プレーヤ」であり、投手がメインの選手であるのが理想という事になります。
・「オールラウンド」に当たる広い意味を持つ言葉が“Marketing”に当たる言葉であると思われるのです。
・「市場調査」が“Marketing”に当たるような書き方をする専門家がいますが、イングリッシュネイティブの感覚はもっと広い意味を持つ言葉として“Marketing”を使っている感じがするのと、業務に関わる全てを知ることを“Marketing”すると言っている感じを持ちます。
・「販売力」以外は営業にとって無駄な知識や業務のように感じている方もいますが、すべて知っている、あるいは現場仕事もこなす人の方が「営業力」が高い人となるのです。