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フィリピンで起業するには、先ずフィリピンに居住してみます。(3)

投稿日:2020年12月29日 更新日:

海外での起業に挑戦してみたい。経済成長著しいフィリピンで起業してみたいので情報を知りたい。何か上手くいく方法があったら知りたい。

こういった疑問に答えます。

もくじ

1. フィリピンで起業するにはまず自分の現地情報を自身で確認することが必要です

この記事を書いている私はフィリピンに20か月居住し、その間フィリピン現地の日系企業で働いていて、経理含め、全般を管理していた経歴があります。

フィリピン起業について解説します。

1. フィリピンで起業するにはまず自分の現地情報を自身で確認し、「生活する方法」を得ていきます。

結論ですが、フィリピンで生活することでフィリピン人の生活や基本的な考え方について知るようになります。

・フィリピン人の所得について今回は深く掘っていきたいと思います。

・結論から言うと、フィリピン人の所得はとても低く、裏付けするデータとして一人当たりGDPは3,102アメリカドル(日本は39,289アメリカドル、ともに世界銀行データ)です。もう少し具体的な数字で示すと、大学新卒の初任給は凡そ20,000ペソ(日本円換算で43,000円)です。

・つまり、フィリピンで起業をする際に、利益商材を扱う際には、一般的なフィリピン国民相手ではなく、収入上位の富裕層相手か、各国からフィリピンに移住している日本人を含む外国人相手にサービスやモノを提供するビジネスの方が成功しやすいという法則が成り立ちます。これからこの点をもう少し深堀りします。

・産業別構成で上位3つは 1.サービス業59.8% 2.製造業30.6% 3.農林水産業9.6%となっています。それぞれについて解説します。

・1.サービス業の主なものは人的サービスが主なものです。メイド、医療従事者、公共サービス従事者、などです。そして、このサービス業の60%程度のうち10%程度が海外に出稼ぎに出ている労働者となっています。つまりGDPの10%程度が海外からフィリピンにもたらされます。

・2.製造業は特に海外資本の企業の誘致によって成り立っています。フィリピン政府が用意したPEZA(Philippines Economic Zone Authority)に工場を建て、フィリピン人を決められた人数雇い入れ、安い人件費を使って製品を製造します。人件費が安いのと、PEZAのきめられた区域の中での製造については税金が8年間免除されるなど税制優遇される為、企業はフィリピンから輸出した、税が免除された製品を自国で売ることにより売買差益を多くして儲けを多くします。フィリピン政府としては、雇用促進が大きな目的となっている為、外国資本を使って雇用を多くしています。

・3.農林水産業は、完全に失敗しています。もっと比率が高くてもいいと思えるのに、10%に満たない産業となっています。JICAの現地職員の方と話したことがありますが、JICAも日本の進んだ農業生産効率向上ノウハウを導入しようとしましたが、簡単に言ってしまうとフィリピン人の農業従事者にヤル気がないようです。収量はそれなりに獲れても、ダンボールに詰めず、そのままトラックに積んでしまうので、重さで下になったキャベツは、市場に到着した時には1/4は売り物にならなかったり、傷みが激しかったりする為、上の方に積まれたものでも、きれいな葉になるまで剥いていくと、とても小さな玉になってしまっているなどの弊害が起こっているそうです。

・長い解説になってしまいましたが、再度元の課題点に戻るとすると、海外従事者以外は賃金を多く手にすることができない為、やはり富裕層、もしくは在フィリピン外国人相手の商売をする方が売り上げを多くする可能性を秘めていることがうかがい知れます。

・そして、日本では当たり前に誰でも保有している銀行口座についてですが、保有していく仕組みなどが日本より厳しいこともあり、フィリピン人の銀行口座保有率は12.2%に留まっています。

・つまり、銀行口座と紐づいているクレジットカードもほとんどの国民が保有していない為、個人相手の、特にITビジネスが成り立たないということです。決済はほとんど現金で行われる上に、生活レベルは生活していくのが精一杯というぐらいで、新たに付加価値のついたものを購入しようとは思わないレベルです。

・ただ、金融機関に口座を保有している比率は28.6%ということです。これは電子マネー口座の所有が増えていることが要因とのことです(JETRO調べ)

・この個人決済手段が銀行口座でしかできなかった為、個人相手の事業が今後もあまり進展しない様相を呈していましたが、3割に近い個人が決済手段を持つようになったことでフィリピンでの事業に明るい未来が見えてきます。

・今、現在の状況でフィリピンで事業展開をしようとするならば、序盤で申した通り富裕層、もしくは在比外国人相手の商売を展開していった方が成功の可能性が高くなります、しかし近い将来を展望するのであれば、まだ誰もやったことのないビジネスを展開していくのは成功の可能性が無くもないことが分かります。

・状況次第では、他のアセアン諸国にも派生していけるビジネスモデルをフィリピンで、先ず展開していける可能性を秘めています。見極めとタイミングはとても重要になって来ます。今後もこのテーマで少しブログを進めていきますが、次回はフィリピン人の性格や仕事ぶりについて述べていきたいと思います。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

Masa

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