寒くなってきたので暖房を入れるようになりましたけど、エアコンの電気代が気になる。エアコンの電気代はそもそも他の暖房器具より高いのか知りたい。
こういった疑問に答えます。
もくじ
1. 電気代が気になる?暖房費は噂通り「こたつ」が圧勝です。
2. 暖房の方法も様々ですが、部屋全体を暖かくする方法はナンセンスです。
この記事を書いている私は、節電商材(LEDランプ、空調機電力削減 等)の提案営業に7年間携わっており、クライアントの店舗、事務所、工場などで節電効果をあげてきました。2013年から2014年の一年間に今までの年間最高売上になりますが、83,000千円の商材販売実績があります。
様々な経験を元に、電力事情について解説いたします。
1. 電気代が気になる暖房費は噂通り「こたつ」が圧勝です。
結論から言うと、電気暖房器具以外も確認し、下記のようになりました。
・(すべて一時間でどのくらい暖房費がかかるか確認済)
①エアコン(電気) 22.60円
②こたつ (電気) 5.00円
③石油ストーブ(灯油) 17.00円
④ファンヒーター(灯油・電気) 18.50円
・これを見る限り、「こたつ」が圧倒的な燃料費の安さをリードしています。
・部屋全体を暖かくしなくてもいいという選択肢が与えられれば「こたつ」という選択肢は一人暮らしの部屋では理に適った暖房器具だと言えます。
・これは、最近の暮らしの中ではあまり認識されない事なのでしょうが、そもそも部屋全体を暖かくする必要があるのか?という原点に立ち返ったときに、反論には、「いや、部屋全体が暖かければ、冬でもTシャツ一枚で過ごせる」という声もあるかと思います。
・ただし、昔々のことを思い出せば、こたつに入って、それこそ「ちゃんちゃんこ」という和風の綿入れジャケットを着て冬を過ごしていました。
・今でも、こうして厚着をして過ごしているご家庭もあるのではないかと思います。
・エアコンの電気代とこたつの電気代が、4倍以上の大差をつけている事を考えれば、今コロナ禍で在宅時間が多くなった御家庭も多いと察します。電気の省エネを考えて、いっそ一人の時間が多い在宅者は、その間だけでも局所的な暖房で過ごすのもよろしいのでは?と提案いたします。
・これは、照明の方法でいう「タスク・アンビエント照明」ならぬ、「タスク・アンビエント暖房」というべきなのか、居室全体は外気よりは多少暖かく、しかしそれほどの温度差はない状態にし、足元や体の一部を温める、こたつのような暖房器具で暖をとる。これが電気代を浮かす方法の一つと思います。
・電気代の高騰を防ぐ方法でもあり、実は家屋を守る方法でもあります。
2. 暖房の方法も様々ですが、部屋全体を暖かくする方法はナンセンスです。
結論ですが、前頁の通り、家屋全体を暖かくする暖房方法は燃料費用の点でも、家屋の傷みに関する原因に関しても、決して賛成できるものではないでしょう。
・家の湿気を発生させるものとして結露があります。外気と家の中の温度差が大きいと、窓にびっしりと水滴が発生します。その水滴は、実は窓だけでなく、建具や壁の内側にも発生することがあります。断熱材をあまり使っていない家屋には特に発生しやすく、結露がカビの発生や木材を腐らせることにもつながります。
・気休めなのかもしれませんがなるべく外気と家屋内との気温差はない方が、カビや腐食を防ぐ理由になることもあります。
・機密性の高いサッシュと、木造日本家屋の組み合わせはこういったミスマッチも出る場合があるのかもしれません。
・機密性を高める家の造りが、暖房して、部屋中を暖める方法を確立していきましたが、その分、湿気の発生により、木造家屋の腐食を促進することにもつながりました。日本人の工夫する技術力で、二重サッシ、断熱材、など建材の進歩も手助けになり、ずいぶんと問題も解決しました。
・その分、暖房の方法も変わってきており、さらに暖かくする場所が家全体へと広がるのに拍車がかかり、暖房費も高くなっていきました。今までの暖を取る生活様式から、冬でも夏のようにTシャツ一枚で生活する家へと変わった家庭も現れました。
・電気器具のみで暖房している家庭、特に一人暮らしの家庭となると、居室すべて暖房するようにエアコンがすでに設置してありますので、もちろん暖房するのはエアコンとなるかと思います。
・「こたつ」だけといわず、例えば電気カーペットなど身体を暖める器具の使用を多くし、空気を暖めるエアコン暖房方式の器具は低い設定温度で使ってみる。かつ、室内にいても、上着を一枚羽織ったりするなどしてみると、電気代の節約や、家屋の傷みの軽減など、「安い生き方」に変化できる可能性もあるのです。
電気代をテーマに当ブログを執筆しておりますが、今まで沢山の電気代削減提案を商材を通して営業してまいりましたが、究極の電気代削減テーマがあります。
それは、「新電力」供給会社からの電気切り替えです。
なぜオススメするのか? それは「削減するために何か購入したり、お金を払って権利を買ったり」しなくて済む事です。
「新電力」以外では、LED電球への切り替えが確実で、必ず結果を出せる方法だったので、オススメしていましたが、今となっては「新電力」以外に方法がないと感じています。
もし、「蓄電電池」の開発で、電気が安価に蓄められるとなれば、それはそこから太陽光や風力発電の新たなる幕開けとなりますが、今、騒がれているほど開発された電池は決定打にかけています。
つまり、上手いことに東京電力など地域大手電力供給会社が「新電力」の協力を借りて、その存在を認めざるを得ない事を考えれば、「新電力」供給の電力使用の参加が電力を安くする手段となります。
下記の記事に詳細をまとめてあります。切り替えて、電気代を少しでも安く使っていってください。何年後かに訪れる、「電力無料」のニュースが流れるまで。