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食品流通企業の大切な事は将来どんな流通を理想とするか創造すること

投稿日:2020年10月28日 更新日:

就活中の学生の方            

「食品流通企業への就職を考えています。食品流通企業に就職したら、どんな仕事があるのか知りたい。会社の中でどういった業務に就くのか情報があれば知りたいです。」

こういった疑問に答えます。

もくじ

1. 食品流通企業の業務で大切なことは、将来、食品流通がどのような流通を理想とすればよいかを創造することです。

2. 食品流通企業に就職したら、是非やってほしいこと。

この記事を書いている私は、当時売り上げ規模一兆円を超える食品流通の商社に13年間勤めていました。冷凍食品営業職と常温加工食品物流管理(バイヤー兼)で在庫金額2億円の倉庫を管理しており、食品流通に関しては一通りの業務を経験してきました。

経験を活かし、興味がある皆さんに食品流通について解説します。

1. 食品流通企業の業務で大切なことは、将来、食品流通がどのような流通を理想とすればよいかを創造することです。

結論ですが、食品流通に過去にどのような歴史があり、どうやって来たかを検証したりすることで学びを多くするより、将来どのようにしたら食品流通が発展するかを創造することです。

・食品問屋においてはかつて東大の名誉教授でもあった林周二氏の著書「流通革命」の中で「問屋無用論」なるものが提唱されました。

・読んで字のごとく、「中抜きだけで生きている問屋など何の役にも立たない」という内容だったといわれます。

・1962年に発刊され、流通業界で様々な議論がなされ、たたき台ともなった著書です。

・今、まさにこの著書の意義を考えてみることがとても大きな気付きを促してくれます。つまり、発刊されてから60年程度経っている現在、食品卸という業態は未だに存在していることです。

・東大の名誉教授という日本で最高学府の教授でさえ、食品流通の将来の見通しは不可能だったということです。まして、この問屋無用論が出てから、流通革命は林氏が創造していた所とは想像もつかない場所へと行きついています。

・ときに、アメリカという国の影響を受けながら日本は発展してきました。食品流通も例外ではありません。

・一例を申し上げるなら、生き残っている食品流通業者であっても、表面的なものは見えなくても、中身に雲泥の差があるということです。その違いは、企業の運命に大きく関わることで、その最たる例が小売業「ダイエー」の“実質的”な倒産です。(倒産はしていない)

・予測もできない食品流通の流れは、様々なところで起こってきました。確かに、林教授の予測は裏を返せば当たっていなくもありませんでした。「無用な問屋」は潰れていったからです。

・私にしてみれば、「東食」の倒産はびっくりした出来事の一つでした。その他、大阪の「日食」の倒産に関してもしかり。ビックネームの倒産は世間が動揺する出来事でした、しかし、林教授の論から察すれば、確かに大きな企業であっても「旧態依然の問屋」は姿を消すか、生き残っている卸が吸収合併していくかを地で行くかのような出来事でした。

・ではなぜ食品流通業界ではこういった明暗が分かれていったのか?この点に関して、生き残り組に在籍していた経験を踏まえ、解説していきます。

・同時に今後食品流通企業に就職を希望する若い方々にも業界でのご活躍を期待し、今後は食品流通をどのようにとらえていくべきか、次頁で考察を述べたいと存じます。

・単純に考えて、「問屋」はダメで、「食品流通」は生き残り、更なる発展を遂げています。これは小売業でも同じことが言えます。つまり、「物流起点」で事業をとらえることで、企業の存続が大いに左右されていたと感じます。

・それは結論から言うと、「最大経費が掛かる業務に、いかに真摯に対応してきたか?」ということに行きつきます。

・つまり、卸の仕入流通が集約による大型化、重量化するのに対して出荷流通が多頻度、小ロット化への要望であり、人海戦術で対応していった企業は疲弊し、悉く潰れていったという説明ができます。いわゆる「分け方、運び方」に長けた企業が勝ち組になっているということです。

・小売業でも同じ事が言えるといいましたが、これは「人海戦術」で業務を遂行する点において同じと言えます。知恵を絞って卸からの出荷を卸にカスタマイズしてもらえるところまで提携できていれば、店内オペレーションに人員を割く必要もなく、スムーズな店舗オペレーションができます。

・発注する段階で、小分けでの仕入れをする事を念頭に置いているのですから、コンテナ(商品の数々を一つの箱に集約してもって来る、その箱)に商品を詰めてもらう際、売り場の商品配置の情報を生かしてもらえるように発注データに配置情報を添付するなど、配慮ができた仕組みづくりをすることです。

・食品だけでなく、流通業は、人の能力でどうにもできるというわけではありません。「作業を可視化する」ことと同時に、「情報処理能力を人間の能力で補おうとしない」「人の運搬能力でモノを運ぼうとしない」のと、「人間の目と記憶力でチェック作業を行おうとしない」など、曖昧で・非力な部分がある人間の能力で作業をしないことが、企業の明暗を分けたといえるのです。

2. 食品流通企業に就職したら、是非やってほしいこと。

結論は、食品流通企業は外からでは見えない様々な問題を抱えて、倒産寸前のところが少なくありません。と同時に、このコロナ禍でその勢いに拍車がかかっています。そこを救っていけたらと思う次第です。

・具体的には、1頁で述べましたが、「オンライン化」「システム化」を進めて、人海戦術の道を辿ることをあきらめさせるということです。もしくは、そのオンライン化の道が全く閉ざされてる企業なら、他の競合他社とは全く違った「専業問屋」の道を選択せざるを得ないと思います。

・誰も競争相手のいない、例え競争相手が出てきたとしても、相手に勝ち目がないところで勝負できるのか?です。

・例えば、外国の企業との協業ができていて、日本での需要が非常に高い仕入れ品が独占的に仕入れでき、きめられた価格が守られているような輸入企業は高値でも事業は成り立つと思います。が、これは特異な例で、ほぼほぼ事業には競合企業があり、価格競争になるものですね。「差別優位性」がある企業なら別ですが、それもまた、仕事が一社に集中して、それはそれで大変な事になるかもしれませんが。

・企業の生き残りをかけて推し進める業務は、価格競争や、過去の慣習に囚われているなど、前が見えない状態で行っている事業が多く、先に大きな崖があることに気づかないで進むことがあります。

・ましては、企業の中に入り込むと、社長など、役員、直属の上司などの方針に従うことで給料を得ることともなるので、初心で志していたことは、2年目に入るころにはすっかり忘れ去り、社内の空気に飲み込まれます。

・「会社を変える!」と意気込むと、社内に居づらくなることにも繋がりますので、是非心の中にしまっておいてほしいのと、それでも、絶対に捨てないマインドとしてインプットしてほしいのですが、人間の活動の源「食」を支える流通を是非支え続けてほしいのです。

・今後ますますITやIoTが発達するにつれ、情報だけは早く伝わる事になります。いわゆる情報先取りの状態です。

・そんな中、モノの到着が遅くなるにつれ、「情報」と「モノ」の到着の差に、クライアントはサービスレベルに疑問を持たざるを得ない可能性が出てきます。

・もちろん、モノと情報のスピードを比べることくらいナンセンスな話ですが、発信者(発注者)は情報を送るだけ、(受注者は)大変な思いをしてモノを運んできますが、モノは少なくともトラックに乗って時間をかけてやってきます。そのギャップは分かっているつもりですが、「待ち遠しい」になります。

・流通業では、「(荷物の到着)遅かったね!」とはいわれても、「早かったね!」とはなかなか言われません。到着するのが分かっている意識というのは結構面倒な事です。この意識は、提供するサービスに対する評価に大きな影響を与えます。例えば、代金は、「その感情」によって支払われるのです。

・ときに「経済」は感情で動くといわれます。「決め手(事象)」ではなく、その場の雰囲気や、様子で判断されることがあるので、今の流通環境を考えると「定時定配」はサービスレベルにおいて重要な判断基準の1つになってくることもあります。

・定配が決まると、パートタイムの出勤時間が決まり、ごく簡単な作業、この件では商品の陳列を作業するだけのパートさんを用意します。つまり、遅くなったりすれば、それだけ作業に支障が出ることもあります。

・経験からすると、こういった情報とモノのスピードの差を縮小する手段は「システム(ITとマテハン)」の投入によるものでしかないです。

・情報は瞬時に届くので、これと、モノの移動を比べる人は流石にいません。感情に流されるのは、「決めた時間とそれに遅れてくるモノの移動」です。

・「モノ」の移動が遅れることになると、1時間や2時間で済まない時があります。つまり、「注文通り」の正確さを追求した上での「時間の正確さ」が要求されるので、正確さを欠く時間通りは何の意味もないことになります。途中でアソート(ピッキング)が間違えていることが発覚してやり直ししていては、それも遅延の原因になります。

・食品流通業が進むべき方向は二つになります。どちらか一方を選べば企業寿命は延びていくものと経験から思います。

・システム化の道が切り開けないのなら、他社との差別化を持つ競争力を持つ企業でないと、この先AIに業務が奪われて行ってしまうということです。ここを過去には学べないのに、過去に学んでしまいがちな世の中になっているのです。

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