電気代が安い都市で3位が福岡市になっている理由を知りたい。
1位と2位はどこなのか、そして電気代が安い都市の情報を知りたい。
こういった疑問に答えます。
もくじ
- 福岡市の電気代の安さが第3位らしいけどなぜなのか知りたい
- 日本で電気代が安い都市はどこで、どういう順番なのか?
この記事を書いている私は、節電商材(LEDランプ、空調機電力削減 等)の提案営業に7年間携わっており、クライアントの店舗、事務所、工場などで節電効果をあげてきました。2013年から2014年の一年間で今までの年間最高売上ですが、8300万円の実績があります。
様々な商材の知見と実績を元に、節電効果について解説いたします。
1. 福岡市の電気代の安さが第3位らしいけど、なぜなのか知りたい
結論ですが、電気の単価が全国で2番目に安く、一人世帯比率が高いことが理由です。
・こうした状況の理由は様々な要因が絡んでおり、一概にこれといった理由がわからないことがありますが、福岡は単価が安く、世帯当たり人数が少ないからです。
・電気代は世帯毎の金額が最小単位データーとなるので、単価(1kwh当たり金額)×世帯人数が世帯当たりの電気代を左右する指標となります。
・つまり、単価か、一人世帯(比率が高い)かが理由としてあげられます。
・福岡市のある九州電力の提示単価は北陸電力に次ぎ2番目に安く、
・一人世帯の割合が全国4位と多い為、電気料金が安くなっています。
よくある質問:「一人世帯が多いのはわかりますが、なぜ、電気代の単価が安くなっているのですか?」
こうした疑問が必ず生じると思います。安易に答えて理由を明確にしないサイトもあります。
・結論ですが、理由が分かりません。
・はじめは原発が稼働しているのが理由だと思いました。日本で現在稼働している原発は九州電力管轄で2基、関西電力管轄で2基あるため、単価を安くできているのだと思っていました。
・ただ、日本で一番電気代が安いのが神戸市だったので、理由は確定かと思いましたが、関西電力の単価は安いわけではありませんでした。
・単価が安い北陸電力は、原発を一基も稼働しておらず(北陸にある高浜原発と大飯原発は関西電力管轄)、単価が安いのは原発の稼働によるものではないことが分かりました。
2. 日本で電気代が安い都市はどういう順番なのか?
結論は、1位神戸市, 2位千葉市, 3位福岡市, となりました。
2位の千葉市は、「新電力」の導入率が全国1位なのが理由で、3位の福岡市は今まで述べてきた理由がありました。
・神戸市の電気代が少ないのは、理由がまるでわかりません。
・関西電力の提示している電気単価が安いわけでもなく、一人世帯比率も全国の1/3には入っていますが決して比率が多いわけでもないのです。
・2位の千葉市は「新電力」導入率が28%と高く、3軒に1軒程度、新電力に切り替えをしています。
・新電力導入率は、2019年全国平均で15.6%、千葉市の導入率の高さが目立ちます。
・千葉県の一人世帯比率は兵庫県に次ぎ17位でそれほど高くなく、電力単価は東京と同じ東京電力なので、単価は高い方から数えて2位です(1位は北海道電力)
・つまり、理由は間違いなく新電力導入率に支えられています。
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※(福岡市については、この章では割愛いたします)
まとめ
- 福岡市は電力料金単価が安く、比較的一人世帯が多いので、電気代は低く抑えられています。
- 原子力発電所が稼働しているから電気単価が安くなっているという結果は検証できませんでした。
- 日本全国で電気代が安い都市は神戸市でした。理由はわかりませんでした。
- 千葉市が日本で二番目に電気代が安かったのは単価が安い為、しかも新電力の導入率が高く、単価が低く抑えられていることが分かりました。