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食品流通も毎日大量のデータのやり取りで動いている仕組みです。

投稿日:2020年10月12日 更新日:

食品流通って一概にどんな仕組みで毎日大量の食品を運んでいるのか知りたい。倉庫に集めて、トラックで店に配送することはわかるけどそれ以上が分からない。 興味があるので色々知りたい。

こういった興味に応えます。

もくじ

1. 食品流通は毎日、大量のデータのやり取りで動いている仕組みです。【解説します】

2. 食品流通も、IT技術がなければ業務が成り立たない仕組みです。

この記事を書いている私は、当時売り上げ規模一兆円を超える食品流通の商社に13年間勤めていました。冷凍食品営業職と常温加工食品物流管理(バイヤー兼)で在庫金額2億円の倉庫を管理しており、食品流通に関しては一通りの業務を経験してきました。

経験を活かし、興味がある皆さんに食品流通について解説します。

1. 食品流通は毎日、大量のデータのやり取りで動いている仕組みです。【解説します】

結論ですが、食品流通業こそ、データ処理センターといっても過言ではないといえます。

・昭和20年代からスーパーマーケットという名称の店ができ始めたそうですが、そのころはもちろん、オンライン(今ではインタネットも含まれると思われる)で発注・受注、検品、決済など当然行われていたはずもなく、大量仕入れ、大量消費の為、せいぜいFAXか、もちろん最新兵器は「電話」であっただろうことを考えるとぞっとします。

・流通業はコンピューティングで成り立っているようなものです。お店まで届けるトラックの運転席には端末が乗っていて、そこに現れる情報(納品指示データ)はお客さんである小売店(外食店舗)などからの注文からできているといっても過言ではありません。

・商品を納めて、代金を決済し、卸の請求と小売りの仕入れ高を突き合わせ、先にマッチングした分の支払いまで、注文データーが元となってコンピューターが管理したデータで業務が進みます。

・上記にしたように、つまり流通業も、すべてはコンピューターによる省力化によって時間、労力、コスト、正確さを最大限有効になるよう引き出して仕事をしています。

・”一日何千もの商品”×”店舗数からの注文”で何十万ものデーターを作業指示に活用していかなくてはなりません。

・データーの順番を”アイウエオ”順で変えてみたり、商品の販売単価×数量で金額を算出したり、小売店の商品群のグループ分けに従って詰め合わせしてみたり、商品を倉庫から集めてくる際に、集荷担当者のテリトリ毎に、”集める商品、テリトリ内にあるものだけ商品集荷指示書”を作成したりしますので、こんなこと、ただの人海戦術では到底間に合わないことがお分かりかと思います。

・特に、ちょっとの違いを人間が見落とす、よくある納品ミスは、人海戦術で作業が行われている倉庫ではたびたび起こることがあります。

同じ商品なのに規格が違うパッケージ、例えばよくある”ハローキティーパッケージ 期間限定”などが発生することが、基本的によくあります。人間では外観の箱を見て同一商品なのかなどわからなくても仕方ないですね。

・これが、コンピューティングではほぼ一発で分かります。時間もかからず、なんの躊躇もなく、間違えずに。

2. 食品流通も、IT技術がなければ業務が成り立たない仕組みです。

結論、私が食品流通業に就職したときにはすでにオンライン受注はしていましたが、おそらく、その20年前の1973年にはもしかしたらまだなかったのではないかと思えます。

・そのやり取りを当時すべて手作業で行っていたとしたら、私が確実に言いたいことは、「そんな時代の流通業で、働くのはまっぴらごめんです。」

・JANコードという13桁の数字でできたコードを見たことがあると思います。そーです、食品のパッケージにも印刷されているバーコードです。

・このコードが「登録されたメーカでつくった製品の番号」で、世界で通用します。先頭の49が日本を表し、49XXXXXの7桁までがメーカーを表しています。同じメーカーの製品なら左から7桁まで番号が一緒です。12桁までで、どこのメーカーのなんという商品かがわかり、最後の13桁目はチェックデジットと言います。左から12桁までの数字をある一定の方法で変換すると最後のチェックデジットと合致するので、コード間違いがないかこのパッケージされたJANコードで完結しています。

・メーカーから卸売に、卸売りから小売りに、次々と所有者を変えていく流通段階で、一つの商品を、共通の認識で確認する手段がJANコードです。

・メーカーの製品にはパッケージに印刷できますが、魚や肉にはつけることはできませんよね。

・ただ食品に限って言えば、何かしらのパッケージに包まれないで消費者が手に入れる食品はないので、登録申請されていないJANコードはないので、店や、漁師、農家、畜産センターなどで、バーコードになった流通番号を独自につけてスキャナーで読み取り出来るようにしています。

・特に小売り店で附番する番号はインストアコードと呼ばれています。POSレジと呼ばれる会計の仕組みに従って会計されますので、コードに裏付けされた価格情報で客に商品を販売する仕組みになっているから、製品が持っているコードが必要になりますし、読み取りして価格などの情報を返す仕組みが必要になります。

・JANコードに情報を右に、右に、と付加していった情報パッケージを「商品マスタ」と呼び、小売り店も、メーカーも、卸売もそれぞれに「商品マスタ」を持っています。

・それぞれの持つ「商品マスタ」の共通点がJANコードであり、スーパーから発注されたのは何の商品か?ということはこのJANで照合して、いちいち、すべてのデーターをオーダー毎、行数毎、伝票毎に、チェックしているわけです。

・こんな気の遠くなるような作業は、もちろんコンピュータシステムでしか処理できないですし、小売業からオーダーを受け取るのにオンラインが無理ゲーだったら、流通問屋として商売に参画出来ないという事になります。

・食品卸で働いていた頃、一番大きなお客様ではありましたが、一か月の売り上げが一企業だけで2億円あったところがありました。

・そういったところとの取引は、もちろん、いちいち紙の伝票でやり取りなどしていられません。データーで注文をもらい、もしも注文に対して100%出荷できない場合、「これが今回品切れていました、申し訳ございません。」という修正データーを流します。お客様は、修正データが流れてこないものは、納品されるものであるとの認識し、商品の入荷も待ち、同時に商品代金もデーター通りに用意されます。

・こんなことができるのは、圧倒的にシステム化の仕組みが小売りさんと提携できているからです。人間のチェックだけで流通させてしまうとミスが必ず起こってしまいます。

・機械化、システム化の仕組みで成り立っている業界です。

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執筆者:


  1. 横山達也 より:

    すっごい難しかったけど勉強になります

  2. masa より:

    恐縮です

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