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海外移住

海外生活で必需品となるものは、お金と情報を得るための手段です。

投稿日:

海外生活を始めるのに日本から持っていかなくてはいけないような必需品がありますか?無いと生活していけないような必需品の情報があれば知りたい。

こういった疑問に答えます。

もくじ

1. 海外生活していく上で必需品となるのモノはお金と情報です。(長文すみません)

2. 海外生活で必需品であると思えるのに実は要らないものがあります。

この記事を書いている私は、20か月の間、フィリピンに仕事をしながら住んだ経験があります。現地で仕事をしながらの居住について、これから海外で生活したい人に向けて情報発信をしていきます。

1. 海外生活していく上で必需品となるのモノはお金と情報です。

結論として、海外で頼れるものが現地通貨であり、日本人として日本との連絡が取れる手段を確保しておくための情報端末です。

体験談:「ひったくりに大切な二つの必需品を一気に奪われた瞬間」

・私はフィリピンに20か月住んでいました。その間、一度バイクによるひったくりにあったことがありました。もっとも安全で、住むマンションの近所ということもあり油断がありました。結局ひったくられたバッグは見つかりませんでしたが、中には財布と携帯電話が入っていました。

・取られた時は悔しさしかありませんでしたが、翌日、いろいろなことを考えてみると、フィリピンで生活していくうえでもっとも大切な二つを奪われたことに気づきました。

・①日本の銀行口座に預金があり、その預金を引き出すために必要なデビッドカードが入っていました。このカードを無くしたために、日本の預金を現地で引き出すことが不可能になりました。現地にこの日本の銀行の支社はありましたが、もちろんデビッドカードの再発行など行っていないことなど、HPで調べてわかりました。

・②現地の人との連絡もそうですが、日本との連絡手段でもある携帯電話を無くしたことで誰とも連絡できなくなりました。この端末で行っていた、日本に残してきた銀行口座からの様々な支払いをする操作手段を失いました。

・現地には、現地で働く学生の頃からの日本人の友人がいたので、この急場を救ってもらえました。携帯端末を貸してもらいました。生活費は銀行口座からおろしたばかりで、タンス預金があったから、2か月は生活していけました。しかしこの後日本に帰国することになったので、その時にはお金を借りました。彼がいなかったら、単独で海外生活をはじめていたら、まず間違いなく生活は滅茶苦茶になっていたでしょう。現地で野垂れ死んでいたかもしれません。

・まず、海外で生活していくのに、必要十分な預金は大切です。海外にギリギリの預金だけを貯めて海外生活を始めるのはやめた方がいいです。それは歌の歌詞かドラマの設定かのどちらかだけにした方がいいと思います。

・①のデビットカードが海外生活で必須のアイテムです。仕組みを解説します。

・日本企業に勤めていて、系列現地法人に赴任する人以外、特に自分で起業するのに海外生活を始めるような人は、現地で銀行口座を開ける可能性は半々です。日本のように身分証明書だけで口座を開設できるような仕組みではありません。紹介者がいて、身分証明書を二つ提示して、デポジット(保証金、口座を維持するために最低限度の金額を預け入れておく必要があります。)を用意しなくてはいけない。そしてその手続きをすべて最低英語でやり取りする必要があります。

一番の難所は「紹介者」です。日本人はいっぱいいても、自分の身元を保証してくれる人などいないことが当たり前です。つまり、銀行口座はつくれない方が当たり前になります。

・ただ、例外は、すでにCITI BANK など世界的な銀行の口座をすでに持っていて、現地でも問題なく使える人です。HSBC銀行や、もちろん現地国籍銀行の日本支局の口座を持っているなどもこれに該当します。まー、そんな人はこのブログなど読まないでしょうけど。笑

・フィリピンの例でいえば、マンションを借りる場合は、現地銀行の振り出し小切手で支払うことになるので、どうしても現地銀行口座は必要になるのですが、こうした日系現地企業に赴任する以外の起業家などはエージェントに依頼する必要があります。一年分の家賃を一気に支払うなどすれば、現地銀行口座を持たずして海外生活をスタートすることもできます。しかし、それも大家さんの気分次第です。

・日本の銀行に預金を持つ人が、現地で現地通貨を引き出す方法として使われるのが、日本の銀行が口座ごと、キャッシュカードとは別に発行する「デビッドカード」です。

このデビッドカードが必要です。以前は、買い物などで「デビッドカード決済可能」な店ではキャッシュカードを使って支払っていましたが、つい2,3年前くらいから、メガバンクを中心にクレジットカードとは別にデビッドカードを発行しています。カードを分ける意味は分かりません(まだ分けていない銀行があるかは定かではありません)が、海外で現地通貨を日本の銀行口座預金から引き出す手段として使われています。

・海外には、日本と違ってキャッシュディスペンサーが街のいたるところにあります。その機械で現地通貨を引き出します。デビッドカードの「買い物枠」を使ってお金を引き出します。つまり、現地通貨を買って、自分の日本の銀行口座から引き落とすイメージです。(下写真参照)

・フィリピンでは一回の上限額20000ペソ(約43000円)引き出すのに手数料が200ペソかかりました。10000ペソ引き出すにも200ペソの手数料がかかりますので、上限いっぱいで引き出すのが一番手数料を安くあげるコツです。引き出したお金と手数料は為替レートで日本円に換算され、すぐに口座から引き落としされます。そして、一日に引き出す上限金額は、日本のデビッドカードのショッピング枠の大きさによります。海外生活される方はなるべくこのショッピング枠を大きくしておいた方がいいです。スキミングされたり、盗難にあう可能性も考慮の上、自己判断でお願いします。

ゆえに長くなりましたが、デビッドカードは必需品です。

・②の携帯端末は必需品です。それは日本国内で生活するのと同じことです。東南アジアや、アフリカなど、一部の国や地域で使用できなかったり、現地人は通話のみの携帯を使っていたりしますが、日本人はどこに行っても日本人です、携帯電話がなくて生活できるわけがありませんので、必ず「シムフリーフォン」同じ意味の「オープンラインフォン」を用意の上現地に赴かれるのをオススメします。

・一部の日本人は「シムフリー」がよくわからずに「日本で使っている携帯が海外で使えないわけがない」と思っている人がいます。確かに使えるとは思います。ほとんど「ローミング(ググってください)」するはずです。でも、その人は、日本に帰ってきて、電話の支払い明細をみて「なんだぁぁぁぁ!!!この5万円って請求は!!!!!」とキレないようにお願いします。

・シムフリーとは現地の携帯電話キャリアのシムを使える端末の事を言います。説明は割愛しますが、簡単に言うと、日本の携帯電話事情とその他海外の携帯電話事情が、1対多で、日本の携帯電話事情は未だガラパゴスのままです(キャリアのせいです)。これは「スマホかどうか?」というハード面ではなく、キャリアの設定の事情が海外と違っているということです。

・海外の人は、日本人と違い、ほぼシムフリーフォンを使っています。また大多数がプリペイド式の料金支払いです。日本人だけが特殊だと思ってもらえればいいです。「こんな当たり前のこと!」と思われた方、結構知らない人が一定数いることをご理解ください。そして、今、この記事を読んで「へー!」と思われた方!それくらい日本の携帯事情は世界の事情と違っているということです。

携帯電話は現地で販売しているものを購入するからいい!といわれる方がいるし、ブログ記事でそういうことを書く人もいますが、日本で調達して持っていった方がいいです。簡単に理由を言うと、日本で売られているというだけで、海外製の電話でも品質がとてもいいです。そして、日本に戻ってくる人がいたとして、そのまま日本国内で使うこともある人「技適マーク(詳しくはググってください)」という問題に直面します。

・そして、日本で使っていた携帯をそのまま使うとしても、それとは別に、現地で使う用のシムフリーの携帯と二台持っていった方がいいかもしれません。現地で使う携帯は、最悪、盗られてもあきらめがつくように、安いものでも構わないと思います。

・そして、その端末では、日本側の銀行口座の支払いなどの操作をしないように設定すること。盗られるリスクが非常に高いため。そしてPCを一台持っていき、端末による日本側のインターネット操作はそのPCで操作するようにすればいいと思います。そしてそのPCは外に持ち出さず、常に一番安全な部屋の中で、もし外に持ち出す時は、十分注意を払って絶対に盗まれないようにするなどの工夫が必要です。

・携帯などの端末は今一万円くらいで販売しているものがありますので、もちろんシムフリーフォンで海外用に用意してもいいのではないかと思います。

・つまり、今年のコロナ禍で大変勉強になったことは、日本人である以上、いくら海外で生活するとしても、日本とのつながりを一切排除して海外で一生暮らすためには一年、二年では下地が完成しません。つまり、それまでは日本の基盤に頼って海外生活をしていかなくてはならないということです。信頼が現地でできない限りは日本の基盤が大切だということです。

2. 海外生活で必需品であると思えるのに実は要らないものがあります。

結論ですが、必需品とブログなどで見かけますが、そのブログ主だけが必需品だと感じているだけではないかと思うものがあります。理由を解説しながら挙げていきたいと思います。

・重いのに「辞書」

何で辞書を書籍の形で持っていくのかわかりません。現地で日本人から貰いましたが、一度も開けませんでした。くれた日本人も開けなかったのでは無いでしょうか?すごく綺麗でした。調べる際はぐーぐるで。

・日本のテレビを見る「Sling box」

在京キー局の番組(NHK含む)を視るためなのでしょうけど、10年間テレビを見ないでたどり着いた私の結論です、日本のテレビは見てはいけません。ゆえに、Sling boxは不要でしょう。今、日本のテレビからの情報はあてになりません。混乱しますし、情報に偽りが多くなっています。そして何よりも、知らなくては生命の危機に関する情報を流さないという情報操作が横行しています。やはり情報に偽りが含まれはしますが、まだインターネットによる情報の方が正しいものが拾えます。

そして、疑問なのですが、なんで現地で生活しているのにも関わらず、日本のバラエティー、スポーツ、流行りものが気になるのでしょうか?現地のテレビを視て、現地の事を吸収するチャンスなのに・・・・。

・現地で日本のお米が気軽に買えるかどうか確かめてから「炊飯器」

日本のお米が食べたいという気持ちを否定しません。自身もそう思ったからです。ただ、現地で日本米が気軽に買えるか確かめて(販売しているのか?安いのか?味はいいのか?等々)からにした方がいいです。現地で日本製の炊飯器が買える可能性の方が低いと思います。しかし、お米が買えないのに炊飯器を持っていくのはナンセンスだと思います。家族が帯同する場合を除き、ご飯が食べたいなら、パックごはんを現地で買って食べたらどうでしょうか?

・何に使うの?「変圧器」

確かに、無いと困る場合があります。僕は唯一、コーヒーを豆から挽いてドリップしたかったから淹れる間際に電動ミルで挽いていました。日本からもっていったものだったので、変圧器を買うか、現地で電動ミルを買うか、手動で挽くか迷いました。結論は、たまたま日本人から変圧器を貰ったのでそれを使うことができました。日本から炊飯器を持っていって使いたいような人は必ず必要ですが、炊飯器の電気用量は大きいのでとても高い変圧器を購入しないとなりません。それ以外、一般的に海外で部屋を借りるとフルファニッシュ(家具付き賃貸物件)なので、他に変圧器を使う必要はない場合が多いです。PCや携帯の充電はほぼアダプターがついていて変圧不要です。

・運転できません「国際免許証」

過去、海外旅行に出かける際、二度ほど国際免許を取得し出かけました。結論は運転する気にならなかったです。また、有効期限が短かすぎます。

運転はその国のマナーなどが関係してしまいます。短期で旅行するのなら、運転しない方がいいです。過失により事故を起こした場合、日本人が日本で起こした事故で弁済するような事象では済まないと思われます。事故処理も、警察が関与してくれることがどこまでなのか?相手との交渉ができないで大丈夫なのか?と不安なことばかりです。長期滞在であれば現地の免許証を取得すればいいわけですし、現地で運転するのなら、2、3、年は住んで現地の交通事情に慣れないうちに運転するのは命取りになるかもしれません。そして、フィリピンでは免許証の運転許可区分が日本と全く違っていました。原付免許しかないのに、大型バイクが乗れるのか?という問題まで発生します。ややこしい事にならなければいいのですが・・・・。ゆえに、危険だとしても現地でどうしても運転をしなくてはならない事情がある人以外は運転しないことをオススメします。

・かなり長文になったのに最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

MASA

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