LED 電球に取り換えたのに電気代が変わらない。何か原因が考えられるのなら情報が知りたい。
こういった疑問に答えます。
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もくじ
1. LEDの消費電力が下がり、同時に何か他の電力消費が多くなっています。【解説します】
2. 電気代はちょっとした機器の使用状況の変化で変わってしまいます。
この記事を書いている私は、節電商材(LEDランプ、空調機電力削減 等)の営業に7年間携わっており、クライアントの節電効果をあげてきました。2013年から2014年の一年間に今までの年間最高売上になりますが、83,000千円の販売実績があります。
様々な商材の知見と実績を元に、新電力についても解説いたします。
1. LEDの消費電力が下がり、同時に何か他の電力消費が多くなっています。【解説します】
結論ですが、LED電球に記載されたワット数が蛍光灯のワット数より小さい場合、使用時間が長くならない限り電気代が上がった原因はLEDではありません。
・何万本ものLEDを納入してきた私の何社ものクライアントの実例で皆無です。
・この夏、8月の電気代を見て、電気代が変わらないという一般家庭は、まず、生活環境や気温の変化によるエアコンの使用時間、頻度の変化に注意してください。環境の変化ですが、今年のコロナ禍の影響による在宅時間の増大が挙げられます。
・私の実例ですが、今年の電気使用量はエアコンを使う月と使わない月で63%増加しました。
・エアコンはひと月の電気代の半分近くを占めてしまうことがあるくらい電力を消費します。エアコンを全く使わなかった5月とフルに使った8月とは3961円から6470円へと63%も多くなってしまいました。この差額は家族が多い家庭の方が増える額は多くなるはずです。
・他にも家庭内の環境の変化で大きく変わることがあります。 ①テレビを見る時間が多くなったり、つけっぱなしが増えたりした。②新しい家族が増えた。③新しく家電を増やした(特にエアコンを子供部屋に新しく設置した等)④夜投光器を取り付けて(どこか)電照するようになった。 等がなかったでしょうか?
・LED電球でも、蛍光灯で照明していた時より明るい電球に交換した際には、使用電力量が大きくなる場合もありますが、ほぼ同じ明るさの電球に交換した際、よっぽど型が古いなどの理由がない限り電力量は低くなるはず。
各御家庭の状況が違うので、すべてがそうといえませんが、LED電球が原因になることはまずありえないのと、ちょうどタイミングが重なった他の電力使用状況の変化が電気使用量のボトムを上げたと考えます。
2. 電気代はちょっとした機器の使用状況の変化で変わってしまいます。
上記に、特にエアコンの電力消費量の変化について細かに解説いたしましたが、毎日運転している冷蔵庫、(高齢世帯の)つけっぱなしのテレビ、こうした家電の消費電力が、せっかくLEDで消費電力を落したにも関わらず、その量を打ち消すようにせっかく削減した消費量を0に戻してしまうことが重なります。
・エアコンが大抵の原因です。毎年、段々効率が悪くなります。金属と金属が擦れるので、気体ガスを圧縮する効率が悪くなり、余計にモーターを回さなくてはならなくなります。
・二十年使っているエアコンを直して使ったり、我慢して使っているより、新しく買い替えた方が電気代が安くなり、かえって得をすることが多くなります。
・節電対策は、機器の価格が高いけれども、古いエアコンを新しく交換することが一番効果が高いといえます。今年のことで言えば、コロナ禍が電気代のボトムを一気に押し上げる形になりました。
・その次にはもちろんLED電球の交換です。一番電力削減効果が高いのが、スポットライト(特にハロゲンランプ)を使用している箇所をLEDのスポットライトに交換することで、60~70wがわずか10~15wになってしまう場合があります。天井への埋め込みタイプなら、球を交換するだけのタイプも出ています。一般的な電気工事店に依頼することができるのであれば、安定器(インバーター等)の交換等も含め、相談するといいかもです。
・LEDは確実に電気の使用量を下げることができる対策方法です。
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